語学ねたが好きで、ハングルやロシア文字も一応読める(*1)身として、アラビア文字も読めるようになりたいなと思い、買ってみた一冊です。
(*1) 音として読める、というだけで、意味は殆どわかりません


アラビア語読みたい人の百語アラビア語読みたい人の百語 [Kindle版]
著者:ラッキー 清美
出版:あい不動産
(2013-05-16)



「本格的に習得するつもりはあまり無くて、単に文字を読めるようになりたい」という自分のニーズに合ってました。


紛らわしい文字の見分け方が面白い


アラビア文字って、非学習者にはみみずがのたくっているようにしか見えないし(まぁ多分日本語の非学習者から見た平仮名もそうなんでしょうけど)、語頭・語中・語末で字形が変わったりして、ややこしいです。
さらには、セム系言語の特徴として、子音だけで意味が決定され、母音の入り方で文法的機能が与えられる構造から、ローマ字のA E I O Uのような母音を表す文字がありません。
そのため、子音字の見分け方と、母音を表す符号を憶えることが、アラビア文字習得のポイントとなります。

この本が面白いのは、第一に、紛らわしい字の見分け方が「雑だけどわかりやすい」ことです。

一例としてこんな感じ。

batatha jimhakha

団子三兄弟と、乙な三姉妹。


必要最低限の要素は押さえている


ページ数の少ない本なので、これ以上の内容紹介は控えますが、母音符号や数字についてもきちんと紹介されています。

やや脱線しますが、西洋では、数字はアラビア経由で伝わったため「アラビア数字」といいますが、アラビアでは「インド数字」なんですよね。サツマイモが鹿児島でカライモとかリュウキュウイモとか呼ばれるような関係です。字形もフェニキア文字とローマ字ぐらい違います。

それやこれやで、一通りの文字を紹介した上で、あいさつ等の定番綴りと、実際にSNSに投稿された文章の読み解き実例、最後に一般的な日本人名のアラビア文字綴りを載せて、終わりです。文法とか一切出てきません。本当に、アラビア文字が読めるためだけの本。見事な割り切りぶりでした。


次はデーヴァナーガリー文字に挑戦したいです。
あと、ルーン文字をだいぶ忘れてしまったので、Ultimaの地図で再学習しないと…。