著作権切れの名作を次々Kindle化して出しているゴマブックスですが、そのうちの一冊『カラマゾフの兄弟 完全版 [Kindle版]』が今日に入って50円になっています。

[2013/6/27 追記] 1日で95円に戻りました。
[2013/6/28 追記] 1日でまた50円になりました。何なのこれ!
[2013/7/1 追記] 95円に戻りました。

記念スクショ。
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うーん、どうやってこの価格を実現しているのでしょうね。

Kindle本の価格設定は、円建てだと99円が最低ですが、「1ドル」に設定することでそれを下回る値を付けることもできます。

(参考) 8か月前の円高を思い出させてくれる一冊 『鋼の記憶を抱いて [Kindle版]
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それでも今だと95円程度の筈です。
半額キャンペーン的なものの適用なのか、「1レアル」にでも設定しているのか…。おしえてえらいひと!


それはそれとして…


青空文庫とかスキャナOCRとかそういうことをとやかく言うつもりはないですが、きちんと訳者名も併記してもらいたいものです。
カスタマーレビューでも指摘されています。

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そして、スキャナOCRを殊更とやかく言うつもりはないですが、最低限の校正はしてもらいたいものです。

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これでは、名作を復刻しているのか汚しているのかわかりません。

ま、値段相応、と言ってしまえばそれまでなんですけどね。


真っ当な出版社から出ている亀山版


ゴマブックス版の是非を論じるなら、こちらも併せて考えるべきなんでしょう。


カラマーゾフの兄弟1: 1 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟1: 1 (光文社古典新訳文庫) [Kindle版]
著者:ドストエフスキー
翻訳:亀山 郁夫
出版:光文社
(2012-02-10)

カラマーゾフの兄弟2: 2 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフの兄弟2: 2 (光文社古典新訳文庫) [Kindle版]
カラマーゾフの兄弟3: 3 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフの兄弟3: 3 (光文社古典新訳文庫) [Kindle版]
カラマーゾフの兄弟4: 4 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフの兄弟4: 4 (光文社古典新訳文庫) [Kindle版]
カラマーゾフの兄弟5~エピローグ別巻~: 5 (光文社古典新訳文庫)
カラマーゾフの兄弟5~エピローグ別巻~: 5 (光文社古典新訳文庫) [Kindle版]


合計3,990円 (6月26日現在の価格)

本に毎月数万円遣う身としては、約4000円はそれほど大きな額ではありませんが、「お手頃価格でお手頃な教養」を一概に否定することもできません。あと、分冊されているのはKindleで扱いにくくて嫌ですね…。ゴマブックス版は、そのあたり含めて巧妙にKindleに適応しているのは事実です。

結局は一人一人が、その集積としての市場が、決めるのでしょう。